透 大塚茉鈴



PVCクリアビニールチューブを使った照明。普段、限定的な用途にしか使われていない製品を素材として捉え直し、新たな活用法を探ることを目的として制作を進めた。主に気体や液体を運ぶことに使われるクリアビニールチューブは、軸に巻き付けて収納するためどうしても曲がり癖がついてしまう。しかし、その曲がり具合を活かし曲げながら重ね合わせることで花のような造形に仕上げた。光があたることでハイライトや透明感が生み出され、クリアチューブの新たな表情を楽しむことができる。