AFTER BOTTLE 阿部俊介
エネルギーや資源を巡る地球規模の環境問題
化石燃料の枯渇やゴミ問題など、資源やエネルギーを巡る問題は、地球規模の環境問題として捉えられ、対策方法について世界中で議論がなされている。その中で、2015年の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標(SDGs)」のように、世界各国の取り組みとして、循環型社会を目指す機運が高まっている。本研究は、廃棄PETボトルをアップサイクルし製品としての価値を高めることで、サステイナブルなデザインの新たな方法論を研究することを目的とした。
沸騰水への浸漬で変形し、付加価値を高める
飲料の容器としての役割を果たしたPETボトルに、沸騰水を用いて造形的な付加価値を与えることで、ランプシェードとしての新たな役割を与えた作品群を制作する。本展示に使用されているランプシェードは全て、PETボトルに切れ込みを入れ、沸騰水に浸す加工を施している。特別な機材を必要としないため、誰でも簡単にPETボトルを加工することが可能である。ユーザーに対して、「身近なサステイナブルデザイン」の認知を広める効果を期待する。
size:H450×W350×D350 mm
material:耐圧用PETボトル,アクリルパイプ,アルミブロック,PLA,テープLED