61° 望月悠生

手首や親指への負荷を軽減したペン型マウス


働き方の多様化に合わせたマウスを
現代では、ノートパソコンの軽量化、タブレット端末、スマートフォンの普及によって、カフェなどのオフィス以外で働くノマドワーカーが増加している。それに伴いコンパクトマウスが市場に現れたが、手や手首への負担に対する配慮を欠いたものも多く、腱鞘炎になりやすいという短所があげられている。本研究では、既存のコンパクトマウスに不具合を感じるユーザーにも快適な使用感を提供するペン型コンパクトマウスを制作する。


外出先でも使いやすいペン型マウス
ペン型マウスの問題点として「手を放すたびに本体が倒れる」「外出先で倒れる音に気を使う」等があげられる。そこで本研究では「手を放しても自立するペン型マウス」の制作を行う。ペン型マウスを自立させるために支えを設けるが、支えは保持角度を固定するため「誰にとっても快適な使用感を提供する角度」の調査を行う。その際「ペン持ち」に加え「中指を含めた3本持ち」も想定する。感性評価実験の結果、最適な角度を「61度」と定義し、最終物の制作を行う。


size:H84×W29×D52 mm
material:ABS,LED,光学センサ,AAAA電池 他