Minimal Cafe 栁田拓子

副業として喫茶店営業を行う為の最小店舗設備


喫茶店営業に必要となる許可取得の現状
今日の日本ではコーヒーブームにより、趣味や副業として喫茶店営業を行いたいと考える人が増加している。しかし、飲食の営業を行うにあたり必要となる保健所の許可取得方法は煩雑であり、許可を取得しないまま喫茶店営業を行っている個人・団体は多い。上記の現状を問題と捉え、喫茶店営業初心者にとって適切かつ開業しやすい業態、最も簡単に保健所の承諾を得て活動する方法を模索する必要があると考えた。


最小限を備える移動式仮設店舗
趣味や副業として喫茶店営業を行う為の最小店舗設備。出店する場所や環境によっては、簡易的な設備で営業を行うことができる「臨時営業許可」の取得が可能となる設備を備えている。必要となる器具を全て収納し移動可能であり、展開することで店舗として必要十分な大きさとなる。実際に簡易的な設備で営業する個人・団体にフィールドワーク調査を行い、必要となる器具の選定や基準となる寸法の検討を行った。


size:展開前H890×W605×D330,展開後H870×W1105×D330 mm
material:ユシナ合板,ヒンジ,ネオジウム磁石  他