潮の渦 白川ゆい

発電方式:マグネシウム燃料電池


マグネシウム( Mg ) 燃料電池は、負極としてMg、正極として炭素、電解液として食塩水 を用いる。負極ではMg がイオンとなって電解液中に溶出し、正極では酸素と水が電子を 受け取って水酸化物イオンが生成する。電池全体で見ると、Mg、酸素、水から水酸化Mg が生成し、このことで電力が発生する。2Mg+O2+2H2O → 2Mg(OH)2  現在、Mg 燃料電池は、主に災害用として用いられている。容器に水を入れるだけで使用 できる非常用マグネシウム空気電池「Mgbox」が古河電池と凸版印刷株式会社によって 共同開発されている。  この作品には、絶縁板、炭素板( 正極) 、不織布、Mg 板( 負極) 、絶縁板の5 層の積層体 が設置されている。不織布に食塩水( 電解液) をしみ込ませることで電池となり、発電が 始まる。発電した電気でモータが起動し、円板が回転する。海由来のMg とNaCl から連想 し、回転により波打つように見える絵柄を円板に施した。


material:NACL水溶液、マグネシウム板、炭素板、モータ、銅線、絶縁用樹脂板、スチレンボード