花ち弁 眞砂野 湧
誰もが子供の時に遊んだ紙バネから着想を得た作品。紙バネの特性である「伸び」と「ねじれ」の2つの拡張機構を含んでいる。この古典的な玩具をより複雑で幾何学的な展開図と動きに落とし込めないかと模索した結果、この独自の展開機構を考案した。そのため素材には折り曲げが容易にできるケント紙を使用している。
また題名の花ち弁とは忍者の武器として有名なあの手裏剣の別名である。上部から見た時に羽が回転しながら拡張していく様子が、まるで手裏剣が飛んでいく様に見えたので花ち弁と名付けた。
material:ケント紙 真鍮線 PLA