Wa 細井匠馬

曲げわっぱの技術を利用した製品の開発


曲げわっぱの危機
「曲げわっぱ」とは、杉や檜などの針葉樹の板材を曲げて作られ伝統的な生活用具である。これまで、おひつや弁当箱等の食品保存容器に使用されてきた。主な産地に秋田県の大館曲げわっぱ、福岡県の博多曲物等がある。現在、職人の高齢化やプラスチック容器の普及、不完全なビジネスモデル、等の要因で「曲げわっぱ」は産業としての危機に直面していると考える。そこで、今まで「食」のシーンで多く使われてきた曲げわっぱを本提案では「暮らし」のシーンに溶け込む領域へと幅を広げた製品の開発、ブランディングを行い、産業の存続する方法を提案する。


伝統技術、産業の存続する方法の提案
曲げわっぱの技術、素材特性を利用し「無電源加湿器」を制作する。中心に水桶を作り、二重円の杉材に水が染み込み、蒸発効率を高める構造となっている。杉の精油により抗菌作用があり木材にカビ、腐食が発生にしにくい。また、集中時や休養時に有効なリラックス効果が期待できる。製品と共に「Wa」というD2Cブランドを提案する。また、造形から4つの異なる価値を持ったブランドアイテムの展開を行う。プロモーションでは、職人の作業風景のムービーや写真を使用し、曲げわっぱ、ブランド、製品への理解や共感を得ることを目的とする。


Material:
杉, 山桜の皮 

Dimensions:
H186×W186×D40 [mm]