Bustling Air 齊藤玲奈

盛り上がりを助長する得点制度を採用したエアホッケー


“現象の魅力”と“プレイ中の飽き”
エアホッケーとは、盤上で浮遊しているパックをマレットと呼ばれる器具を用いて打ち合い、相手ゴールにパックを入れて得点を競うゲームである。誰でも簡単に遊ぶことができ世界中で発展している。エアホッケーの魅力は、空気圧によりパックが浮遊することで摩擦が軽減され、打つ力が軽くても滑らかに素早く動く点である。一方で、単調なルールのためプレイ途中で飽きてしまう傾向がある。そこで、現在のルールを見直すことでゲーム終盤まで盛り上がりを維持し、繰り返し遊んでもらえるエアホッケーの開発を行う。


時間経過とともに緊張感が上がる
終盤まで緊張感が持続するゲームの分析を通じて、「時間経過とともにプレイの重要度(緊張感)が上がる」という共通点を見つけた。これをエアホッケーに取り入れるために、「パックが壁に当たった回数を得点とするルール」を新たに設定する。8つに分割した壁面の全てに取り付けた加速度センサーにより、衝突の検知ができる。従来のエアホッケーの魅力を残しつつ、緊張感を持続させ、最後までどちらにも勝利の可能性がある飽きのこないゲームを制作した。


Material:
アクリル板, 真鍮棒, DCモータ, ArduinoUNO, 加速度センサ, 赤外線センサ, 7セグメント 他

Dimensions:
H80×W540×D350 [mm]