Kigaru 姜人傑

中高年女性向けの新しいショッピングキャリーの制作


ショッピングキャリーの利用現状
新型コロナウイルスの流行により、一度に一箇所で大量の食品や日用品を購入することが一般的になっている。そのような中、徒歩で買い物に行く者にとっては、大量の荷物の運搬は体への負担が大きく、肩こりなどの問題を引き起こす原因となっている。徒歩運搬を補助するための機器としてショッピングキャリーが存在し、シニアに多く利用されているが、市販品の意匠はシニア世代に合わせたものが多く、他の年代からは心理的忌避感を持たれ利用率が高い。


50代女性に向けた新たな手荷物運搬用具の開発
シニア層一歩手前の年齢層かつ、徒歩で買い物に行く50代女性をターゲットとし、新しい手荷物運搬用具を提案する。胴体を四角い枠から1本の直線とすることで、余計な機能を排除した既存のショッピングキャリーとは異なった構造を持つものとする。アルミニウム材と炭素繊維PLAを使用し、折り畳み機構とロック機構を設計することで、荷物を掛けて運び、収納時はカバンの中に入れて持ち運ぶ事の可能なデザインとなっている。


Material:
アルミ角パイプ、炭素繊維PLA 他

Dimensions:
H535× W110 × D70 (収納時)
H859× W130 × D100 (展開時)[mm]