垂灯 秋葉翔太

紙の可変シェードにより配光が変化する照明器具の制作


ダイニングエリアの照明
今日の住環境では、ダイニングテーブルの上で行われる生活行為が多様化しており、それぞれの活動に合った照明効果が求められている。しかしながら日本の狭小住宅環境に向けた「一つの器具で輝度・色温度・配光のコントロールが可能な照明製品」は数が少ない。また現在家庭用で使用されている照明器具は輸入製品も多いが、日本人の生活にとって快適な光を考えるならば日本の伝統的な照明器具から学ぶ事が多いと考える。 現代日本人に適した新たなシーリングライト
この照明はスマート電球による輝度と色温度の可変と、紙のシェードによる配光の可変によって、食事・PC作業・読書・だんらんに適した4種類の照明効果をそれぞれ提供する。一つの照明器具から複数の生活行為に適した照明効果が演出可能であること、折りたたみ時に圧迫感が無く部屋全体を照らせることは、天井が低く床面積も狭い日本の住宅環境においてこれまでにない優位点となる。複数の照明器具を使わずに照明効果による生活の質の向上が期待できる。


Material:
クラフト紙、PLA、Arduino、ポリエステル糸  他

Dimensions:
伸縮時 W240 × D240 × H180 (mm)
伸縮時 W240 × D240 × H900 (mm)