fabiom 青島 佳澄
古着布×バイオプラスチックの繊維強化樹脂成形
衣類廃棄は近年、社会的課題となっている。衣類は混素材で分別・再資源化が難しく、回収や再利用が進みにくい。古着を繊維化して再利用する方法もあるが、細かな加工や大規模設備に依存しやすい。そこで本研究では、布を解繊せず外観を活かし、小規模でも再現可能な立体造形として新たな繊維強化樹脂成形技法を研究する。乾漆技法とFRP成形を手がかりに、低温で調製・成形できるバイオプラスチックを古着布に含侵させ、成形を行う。
ファスナ固定を含む一体成形
古着布にバイオプラスチックを含浸させて積層し、型を用いて形状を保持したまま硬化させることで、布の色柄や質感を外観として残しつつ、立体形状の形成と部品固定を同時に行える樹脂強化構造の工程を検討する。さらにファスナを一体成形で組み込み、従来必要となる立体縫製や後処理を要しないセミハードポーチを制作し、工程の再現性と素材特性の検証を通して小規模制作への適用性を示す。
Material:
古着、コーンスターチ、グリセリン、クエン酸、PLA樹脂 他
Dimensions:
ポーチ W150×D110×H70
型 W140×D100×H60 (mm)