LEAPA / LEAPA mini 竹内 陽斗
子供の遊び環境の変化と身体感覚の希薄化
近年、児童が外遊びを行う環境では安全管理が優先され禁止事項が増え、全身を動かし刺激的な体験を得る機会が減少している。社会学者R.カイヨワは遊びの要素に「眩暈/イリンクス」を挙げ、児童期に平衡感覚や姿勢制御等の運動基盤を養う重要性を述べている。本研究では、伝統遊具の竹馬を題材とし、イリンクスを誘発し躍動的な体験を提供する遊具を制作する。試行錯誤を通じて身体操作能力を獲得する遊びの価値を提示することを目的とする。
体験を深化する弾性構造
本作は、不要な揺れを抑え荷重を効率良くばねへ伝達する2種類の弾性構造を備えている。上部に配置した大径ばねは、反発力によって跳ねる感覚を生み出し、使用者にスリリングな体験を提供しつつ姿勢制御やバランス調整を要求する。一方、底部の小径ばねは、着地時の衝撃を緩和し歩行時の安定性を確保する。異なる役割を担う弾性構造により、使用者はスリルと安定性を行き来しながら、身体操作能力を段階的に獲得していく。
Material:
マツ材、カーボンファイバー含有PETG、シリコンクロム鋼 他
Dimensions:
LEAPA W24×D50×H1700
LEAPA mini W24×D50×H1500 (mm)