FLE-SHIKI 中田千聖
放デイにおける児童同士の交流の現状と壁
「放課後等デイサービス」は小学生から高校生までの多様な障害を持つ児童が通う施設である。現場での観察から、児童の遊び方には「遊びの固定化」「ルール共有の困難」「職員への依存」といった傾向が見られ、児童同士の関わりが生まれにくい状況を発見した。職員にとっても多様な児童をまとめてレクリエーション活動を行うことに困難を抱えている。本研究ではこうした状況をふまえ、児童同士の交流を促すためのレクリエーションの条件を精査する。
交流を促す設計指針と柔軟な遊びの基盤
試作の検証から、交流の成立には「同時参加」を安定させる構造が不可欠だと判明した。本研究では、器具と内容に柔軟な可変性を持たせ、発達段階の異なる児童の参加を促す。提案する「マルチゲームプレイシート」は、ポケット構造へ挿入する用紙により内容や難易度を容易に変更できる。本研究は、放課後等デイサービスにおける交流促進のための設計指針を体系化し、柔軟な遊びの基盤を構築した。
Material:
ポリ塩化ビニール、ターポリン
Dimensions:
W1540×D1370×H0.6 (mm)