Wasayble 竹内琢真
音楽への主体的関与を再考する
録音再生技術の発展により、音楽は誰もが容易にアクセスできるものとなった。楽曲がワンクリックで生成される時代となり、音楽体験は鑑賞や消費を中心としたものへと傾き、対して音楽を自らが奏でる機会は減少しつつある。この様な状況を背景に、非演奏者が音楽と主体的に関わる手がかりとして、能動的音楽療法に着目する。楽曲の骨格とも言える和音の進行に身体的かつ主体的に関与する事で、充実した演奏体験感覚の提供を目指す。
和声演奏のための装置の開発
和声は、緊張と解決の構造を通じて音楽に流れを生み出し、進行によって異なる印象や情緒を引き出す。旋律演奏のように高度な技術を伴わなくとも、和声演奏によって音楽的充足感を十分に味わう事が出来るのではないか。その仮説に基づき、和音演奏の発音操作をRFID技術を活用し簡略化した装置の開発を行った。高度な演奏技能を必要とせず、音楽構造に能動的に関与する事の可能な装置と、その体験を提案する。
Material:
アクリル,PETG樹脂,M5Stack coreS3,RFID Unit, WS2812Bテープライト
Dev Environment:
PlatformIO(C++), M5_Unified,M5_SAM2695,MFRC522_I2Cライブラリ使用
Dimensions:
〈WS-1〉W500×D380×H75
〈WS-2〉W380×D460×H85